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東京オートサロン2008で鮮烈にデビューしたWeld百式弐號機の全貌がここで明らかに!
ベース状態〜コンプリートに至るまでの経過を全八回に渡って、お送りする予定です。各回は毎週更新しますので、お見逃し無く!!

Weld百式弐號機 徹底解剖−完成までの道のり 第四回
(2008/2/23公開)

第三回から始まった補強作業第一弾。今回は第二弾としてバルクヘッド〜センタートンネルそしてスポット溶接過程をお送りします。



バルクヘッド〜センタートンネル製作

前回紹介した補強バーに加え、パネル類製作時においても補強面を考慮して、パネル一枚一枚での強度確保を行っています。特に強度が重要となってくるパネルに対してはリブ加工を行い、また適宜曲げ加工やボックス形状による加工等を行う事でパネル面でのねじれや歪みに対する強度を確保しています。


エンジンを後方に配置するために新たに加工製作したバルクヘッド。また後方に配置することでミッション・補器類等も後方へ移動するため、それらを考慮したバルクヘッド〜センタートンネルの形状となっています。これら新たに製作したパネル類には、十分な強度確保や歪み等を最小限に抑えるよう、各パーツごとに曲げ加工およびボックス形状によって製作しています。これらの加工によって純正バルクを大きく上回る剛性を確保しています。また同時にD1グランプリ参戦車両の為、規定レギュレーションに合致するよう製作しており、エンジン後方配置によるバルクヘッド必要部分のみの加工・再製作としています。

スポット溶接によるボディ補強

ボディのパネル接合溶接部分に関しても、さらなる強度を確保するためにスポット溶接を行っています。
フロントおよびリアウィンドウをはじめとしてドア開口部、ボディ下部に至るまで全てのボディ接合部にスポット溶接を行っています。ただ単にスポット溶接を行うだけでなく、各部分の機能と補強を理解したうえで確実な強度を得るために、スポットの間隔や溶接温度等を考慮しながら行っております。まさに熟練のウェルディングマイスターのみが行なえる技の一つでもあります。


各フレームのボディ接合部やパネル接合部に関しても、念入りに補強のための溶接が施されています。
頑丈なボディというのも大前提ですが、パートごとの役割をきちんを把握した上での補強というのが重要です。
特にスポット溶接等の追加溶接作業においては、単に溶接を行い、溶接箇所を増やすだけはかえって熱劣化によるボディ損傷やボディ剛性バランスが崩れるといった問題が発生する可能性も出てきます。私共ファクトリーでは、これら一連の工程や作業において、機能・強度・耐久性・ねじれ・歪み等を全てにおいて十分に考慮しつつ、溶接作業を行なっており、またそうした事が重要と考えています。



これからが本番!、次回はロールケージ等の製作工程&補強工程第三弾をお送りします!!お楽しみに!

 
第三回 第五回



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