Weld百式弐號機 徹底解剖−完成までの道のり 第六回
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(2008/3/19公開)
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ボディ補強プロセスの最終章。今回はボディ下面〜フロア製作、サイクルフェンダー製作過程をお送りします。
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ボディフレーム下面部補強
ボディ下面にあたる箇所も念入りに補強溶接がされていきます。通常ではなかなか製作や加工が困難なボディ下面部分ではあるものの、フレーム回転台に載せられた状態ですので、歪みなどを発生させる事無く、フロント部分からリア部分に至るまで確実な補強加工を施しております。ボディ下面にあたるフレーム部や、各パネルの合わせ部分へのスポット溶接や補強溶接を施す事によって、さらなる強度を確保しています。(第4回スポット増しを参照→)
当ファクトリーでは、お客様一人一人のご要望にお応え出来るよう、様々なご提案をさせて頂いております。今回製作した車両の様に、多岐に渡る加工・製作技術によって、一側面だけでなくトータルでのバランスを考えながら製作しておりますので、どんな事でもご相談下さい。
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フロアパネル製作 |
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フロア部に関しても新たに製作をしています。
もちろん使用箇所・目的に合わせて強度剛性を考えた上で、フロアパネル部にはリブ加工をはじめとし、様々な曲げ加工や特殊加工を施しています。これらの加工を取り入れることによって、軽量且つ強度面・剛性面においてもを性能をアップさせています。
またレース車両という事もあり、各オフィシャルレギュレーションに基づいた設計によって、使用される材料の厳選をはじめとし、様々な箇所において加工・製作方法を考慮しています。
例として、安全タンクが設置されるトランクフロア部に関しては、万が一のアクシデントが発生した場合にも危険を回避できるよう、タンク設置位置や各配管の取り回し方法を考慮し、確実に対応が取れるよう製作しています。また同時に車室内等へ燃料が漏れ出すことがないのはもちろんの事、気化ガスが流れ出す事がないように気密性を持たせ製作しています。
これらは全てのフロア部分において同様に考慮しつつ設計・製作しており、軽量化・剛性面だけでなく、一番に安全性が確保できるボディ製作をしています。
今回行なったボディ補強や各製作は、あらゆる状況下において、もっとも安全が保たれ、且つ強度剛性をアップさせるといった、究極なボディ製作と考えております。
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サイクルフェンダー製作 |
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今回製作した車両は、フロントフェンダーをサイクルフェンダー化としています。既存のストックボディフェンダーではサスペンションのストローク量やステアリングの切れ角、また装着できるタイヤサイズ等必然的に決まってきてしまいます。そこで新たにサイクルフェンダーを製作し、フェンダー内の容積を大きく確保する事でオーバーサイズタイヤの装着を可能として、さらにはサスペンションのストローク量を大幅に拡大、そしてそれに伴うステアリングの切れ角量を大きく確保しています。これによって通常では装着が不可能なタイヤも装着が可能になり、様々な性能を格段に向上させることによって、より安定した走行性と走破性、そして確実な操舵性を得ています。
もちろんこの製作したサイクルフェンダーも当ファクトリーの技術によって製作され、リブ加工等など様々な加工技術を反映し、製作されています。 |
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史上最強の補強ボディフレーム手に入れたJZX100!次回は最強のエンジンについてご紹介!!お楽しみに! |
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