作業例:JZX90デフオーバーホール |
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車両から降ろされたデフをよく確認します。
早速イニシャルトルクを測定してみます。
「え!?3kgしかないよ・・・」
かなり運転しづらい状態だったでしょうね。オイル漏れもしてますね・・・。
やはり走っている車は、結構イニシャルトルクが下がってますよ。挙動もおかしくなりますしね。 |
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ブッシュもかなり傷んでますね。もちろん傷んだブッシュ類は新品強化ブッシュへと交換されます。 |
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デフケースをバラし、各部を点検していきながら洗浄します。 |
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LSDを分解し、各ギア・シム等の傷みの状態を確認し、ギア内部を全て点検・洗浄して行きます。 |
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ここから組上げに入ります。シム厚を測定し、イニシャルトルクに合わせた組上げを行っていきます。調整が必要な場合はシムを製作します。今回はシムを製作しました。 |
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組上げられたデフ。イニシャルトルクを確認します。もともとTRDデフのイニシャルトルクは5kgと低いですが、今回の設定はドリフト車両ということもあり15kgまで上げました。 |
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デフケースにセットし、ケースとデフ本体のシム厚の調整、そしてダイアルゲージでバックラッシュの確認、また最終確認として歯当たりを確認をします。 |
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シール剤を塗布し、オープンタイトを取り、確実なシーリングを行います。 |
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ケースを規定トルクにて組上げ、新しい強化ブッシュに打ちかえられ、オーバーホールの終了です。
この作業によって、以前弱くなってしまっていたデフの動作は適正かつ安定したものになります。イニシャルトルクもきっちりと狙いの数値となり、しっかりとしたトラクションが掛かり、車両の挙動も安定します。 |