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車両からリアメンバーを降ろし、細部に渡って確認・点検を行っていきます。
今回、メンバー本体にクラック・溶接部の剥がれ等はありませんね。クラック等が入ってからでは遅いので、早めの強化対策をお勧めします。 |
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これではいけませんね。ブッシュは完全に切れてしまっています。このブッシュでは、車両の挙動もおかしくなってしまいますし、トラクションも掛からないため車両が前に出て行きませんね。全て強化ブッシュに交換します。 |
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20ピース以上にわたる車両に合わせたメンバー強化用補強プレート(2mm厚スチールプレート)を製作しています。メンバーの塗装は剥離され、その後、当ファクトリーのメンバー補強順序規定に従い、溶接作業が行われていきます。 |
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メンバー各部に強化用補強プレートが溶接されていきます。この補強プレートが溶接されていく順番もリアメンバー剛性の重要な鍵となります。プレートを入れていく順序を間違ってしまうとメンバー本体が歪んでしまうからです。今回作業例のJZX90用リアメンバーでは22pcの補強プレートが溶接されました。 |
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最後にリアメンバーは新しく塗装され、各ブッシュも新品強化ブッシュに打ちかえられました。車両に装着され、作業終了です。
この作業によって、挙動のおかしくなってしまった車両は、その挙動を正しく取り戻し適正化され、また強度を上げることによってダイレクトなトラクションが掛けられるようになり、それらによりコントロール性能もアップし、扱いやすく前に出る車両となります。 |